すけナビ7周年に寄せて

 *以下は、2014年2月22日のすけナビ7周年を記念した挨拶として記されたものです。


 みなさま、こんにちは。管理人の助兵衛です。

 早いもので、このサイトを作ってから、もう7年になります。2007年2月22日にドメインを取得して、このサイトを立ち上げたのがはじめです。
 そんな節目を迎えるにあたり、このサイトに対する思いとか、このところ考えていることとかを、書いてみたいと思います。

 もともと、私の趣味のページとして「助兵衛の館」というのを作っていました。まだ21世紀を迎えていない、1999年から2000年ごろのことです。私はこのとき、同志社大学の学生でした。「同志社ナビ」というサイトの存在を知り、そこの掲示板に書き込みをするようになり、自分のページも欲しくなって、立ち上げました。
 大学には入学できたものの、いつも一人ぼっちで友達もおらず、何より、彼女ができないことが不満でした。ネットで女子大生に出会って彼女をゲットして、楽しい学生生活を満喫したいなんて、甘いことを考え続けていました。
 しかし、そんな甘い考えは実現するわけもなく、気持ち悪い、変なキャラとして扱われ続けました。

 大学は、無制限にいられるところではありません。在学年限が決まっており、たとえば4年制大学なら最大8年間しか在学できません。それに、在学し続けるにはお金もかかります。
 私は、自分で言うのもどうかと思いますが、特に成績に問題があったわけではなく、大学も無事に卒業できました。それでも、「同志社ナビ」を去る気にはなれなかったのです。「同志社ナビ」は、私の大学時代の全てであり、すなわち、青春の全てであったと言っても過言ではありません。

 卒業後、私は就職をせず、ニート生活を続けていました。なぜ就職をしなかったのかを書き始めたらそれだけで長くなってしまいますが、今の企業社会のあり方に疑問を持ったからです。企業に就職する、つまり、自分の労働力と引き替えに対価を得るというやり方が当然であるかのように、さらに言えば、それ以外の方法は無いかのように考えられていることに疑問を持ったのです。
 一応、ハローワークにも足を運び、適当なところにバイトで入りましたが、そこはとんでもないところで、すぐに辞めました。それからしばらくして、私はその会社と経営者の名前を新聞で見ることになりました(有名なところではありませんから、まず皆さんはご存じないと思います)。

 その頃、「同志社ナビ」は登録制に移行し、登録していない人は自由に書き込めないようになっていました。誰でも自由に書き込めるという良さは失われ、もはやそれは私が愛した「同志社ナビ」ではなくなっていました。
 それで、誠に勝手ながら、「kyoto-u.com」という、京都大学の学生たちがやっているサイトに流れ込みました。自称「難民」として遊びに行きましたが、あまり歓迎されていなかったと思います。

 いろいろ考えた末、私は自分が愛したかつての「同志社ナビ」のようなサイトを自分で作ってみようと考えるに至りました。それで、「すけナビ(sukenavi)」というサイトを立ち上げ、かつての「同志社ナビ」と同じ掲示板のシステムを採用することにしました。
 本当は、もっとたくさんの人たちに来ていただいて、賑やかにやっていきたいのですが、時代の流れなのでしょうか?そういうわけにはいかないようです。ミクシィとかフェイスブックとかに流れているのでしょうね。
 でも、私は、そういうのはやる気になれません(ミクシィだけはアカウントを持っていますが)。

 これから、もっとゴージャスな?サイトを目指していきたいという思いはありますが、昔と違い、私も仕事をしておりますので、その片手間で運営して行かざるを得ません。

 私は最近、学生も社会人もニートも、みんなが幸せになれる社会を実現するにはどうすればいいのかを考えています。そして、そうした社会の実現のために、少しでもお役に立つことができればと願っています。
 これから、このサイトが歩んでいく方向は、基本的にはこうした路線で考えていこうと思います。
 私はカウンセラーではありませんし、なるつもりもありませんが、心の救いや癒やしについても、考えていかなければならないと思います。それは哲学的な境地でもあり、あるいは、宗教的な問題であるかも知れません。
 私は特定の宗教を他人に勧めようとは思わないし、こうした信仰のあり方自体が間違っていると考えていますが、世の中にある諸宗教の存在を否定するものではありません。むしろこれから先、こうした存在はなくてはならぬものになるとさえ思っています。

 その意味で、私のハンドルネームの頭文字でもあり、このサイトの頭文字でもある「助」の一文字は、これからも大切にしていきたいと思います。助兵衛の「助」は助け合いの「助」でもあるのです。

 みなさんとともに、未来のために歩めることを念願し、7周年に寄せてのご挨拶とさせていただきます。
 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。(助兵衛)


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